↓ 壁まもる 三面用(ノーマルタイプ)
壁まもる 三面用は、突き出た壁の端部の三面をカバーするように設置できます。
壁のこの部分は、「壁まもる コーナー用」を2つ取り付けるにはスペースが狭いので、この部分専用の三面用を用意しました。
杉の無垢材(合板でない材)を使用しており、ノーマルタイプ、鋸目タイプ、麻タイプ、帆布タイプの大きく4タイプを揃え、その中にもいくつかのバリエーションを持たせています。
三面用は、設置する壁の厚さに合わせてS、M、Lの3サイズを用意し、70〜175mmの厚さの壁に対応しています。
↓こちらの写真は、左は側面板を外したもの、右はさらに正面板をはずしたものです。黒いのがマジックテープ、丸く光っているのが画鋲です。
↓壁まもる 三面用 正面板。白いのが平ゴム。2枚の板の間は「スキ間保護板」でカバーしています。
三面のうち中央に配置する正面板を、2枚の板と平ゴムで構成し、壁の厚さに応じて伸縮できるようにしてあります。
正面板の間にできるスキ間は、透明プラスチック板のスキ間保護板で、猫の爪が入っても壁を傷つけないように保護しています。
さらに、壁の角の部分の板の組み方を変えることで、より幅広く、壁の厚さに対応できるようにしています(三面用の取り付け方参照)。この三面用では、S、M、Lの3サイズを設け、70mm〜175mmまでの壁の厚さに対応できるようになっています。
壁の厚さ | 使用サイズ |
---|---|
70〜109mm | S |
110〜129mm | M |
130〜175mm | L |
↓登り防止板(透明プラスチック板)付きの側面板(左。写真上部は、窓の光が写り込んでしまいました)。右は付いてないもの。
■猫の登り防止のため、片方の側面板に「登り防止板」が付いています (三面用 標準)
壁まもる 三面用は、両側を抱えるようにして猫が登ってしまう場合があります。それを防ぐために、標準で、透明プラスチック板を片方の側面板だけに取り付けています(透明な両面テープで張り付けているので、取り外すことも可能)。
「猫を登らせても大丈夫」あるいは「うちの猫は登れない」という場合は、「三面用 登り可」をご購入いただければ、プラスチック板は付いておりません。値段もその分安くなっています。ただし、一旦登り癖が付くと、登り防止板があっても飛びついて登るようになりますので、登り癖の付く前に登り防止板付きをご利用ください。
↓側面板を除いた、三面用の全体像です
三面用は大きく分けて、「ピン留めベース」2枚(左右)と「正面板」、そして写真にはありませんが2枚の「側面板」の計4つの部分で構成されています。
「正面板」は、2枚の板を「平ゴム」で結合させたもので、取り付ける壁の厚さに応じて伸縮します。その2枚の板のスキ間を猫の爪から保護するように、透明プラスチック製の「スキ間保護板」が取り付けてあります。さらに、正面板の両脇に計6枚の「ウィング」が取り付けてあります。(写真中、黒い四角はマジックテープです)。
「ピン留めベース」は、透明プラスチック板でできた「ピン留めベース本体」と、白いプラスチック製の「フレーム」で構成されており、「ピン留めベース本体」は上中下と3箇所に取り付けてあります。また、「ピン留めベース本体」の補助として、ヒレ状のプラスチック板「フィン」を2箇所に取り付けてあります。
上記「フレーム」は、断面がL字型をしており、板をしっかり保持すると同時に、壁との間にできるスキ間をふさぎ、お子様がスキ間に指を入れてイタズラに板を取り外すことを防ぎます。
まず、「ピン留めベース」1枚を壁の側面に取り付けます。 (板の長さが70cmありますので、床面から10cmほど上に取り付けていただければ、だいたいの猫には対応できます)。
この時、「ピン留めベース本体」の折り曲げ位置を【写真A】のようにAにすると【図A】のようにスマートな感じになり、【写真B】のようにBにすると、【図B】のように、幅が広くなり、対応できる壁の厚さも厚くなります。
対応する壁の厚さは【表1】参照。
↓【写真Aと図A】「ピン留めベース」の折り曲げ位置「A」で折り曲げた場合。側面板は正面板の脇に入り込みます。
↓【写真Bと図B】「ピン留めベース」の折り曲げ位置「B」で折り曲げた場合、側面板が横に出張り、対応できる壁の厚さが厚くなります。
サイズ | A位置で折り曲げ | B位置で折り曲げ |
---|---|---|
S | 70〜89mm | 90〜109mm |
M | 110〜129mm | 130〜149mm |
L | 130〜155mm | 150〜175mm |
折り曲げ位置が決まったら、折り曲げた箇所を「普通画鋲」3本で壁に留めます(写真下左)。さらに、もう1枚の「ピン留めベース」も、高さを揃えて同様に「普通画鋲」3本で壁に留めます(写真下右)。
※高さを揃える時は、定規などを当てた方がうまくいきます。
↓「ピン留めベース」を固定したところ。
赤丸印:普通画鋲 青丸印:補強画鋲
仮止めが終わったら、残る附属の画鋲で「ピン留めベース」をしっかりと固定します。
画鋲は、「ピン留めベース本体」と「フィン」の部分に刺して壁に固定します。写真の丸印の位置とだいたい同じ位置に画鋲を留めるようにして下さい。反対側も同様に固定します。
※附属画鋲は、普通画鋲(金色)と、それより針がやや太い補強画鋲(銀色)の2種類が入っていますが、石膏ボードを使った壁の場合は、写真の青丸印のところを補強画鋲にすると、よりしっかりと留めることができます。
※一般的に壁の角を保護するために、角から左右3cm位の幅でL型プラスチック板がクロスの下に貼られていることが多く、その場所は補強画鋲だと固くて手で刺し通せませんが、普通画鋲でしっかりと留めることができます。
※柱など木部に直接取り付ける場合は、補強画鋲だと固くて手で刺し通せませんので、全て普通画鋲をお使いください。
↓正面板の「ウィング」を全て開いてから壁にあてがいます。
まず、「正面板」に付いている「ウィング」を6枚とも開いて壁にあてがいます【写真】。
次に、左側の「ウィング」を上から順に折り曲げて、「ピン留めベース」の上下に貼ったマジックテープに合わせて留めていきますが、「ウィング」にも折り曲げ位置AとBがありますので、「ピン留めベース」で決めたのと同じ折り曲げ位置で曲げます。そうすると、マジックテープの位置もピッタリ合ってうまく留められます(写真下)。
↓正面板の間に指を入れて開きながら、反対側の「ウィング」も同様に取り付けます。
左側の「ウィング」が終わったら、次は右側の「ウィング」を同様に折り曲げて留めていきます。
この時に、2枚の正面板の間に指を入れて軽く引っ張り、正面板を壁の厚さに合わせるようにしながら作業を行います【写真】。
↓正面板を取り付けたところ。
↓側面板を取り付けると完成です!
最後に2枚の「側面板」を取り付けます。フレームに合わせて押さえるだけで簡単に固定されます。
折り曲げ位置Aで折り曲げて「三面用」を取り付けた場合、側面板が正面板の脇に入り込んでいるので取り外しにくくなります。
この場合は、写真のように側面板上下の「フレーム」が途切れた部分に指をかけて引っ張ると、取り外すことができます。
↓三面用 正面板の外し方
正面板の「ウィング」を外す時は、画鋲がゆるまないように片方の手で画鋲部分を押えながら外すようにします。
※板が爪研ぎで擦り減った場合は、別売の「三面用 交換板セット」をご利用ください。
「壁まもる 三面用」には、主に次のタイプがあります。
■ノーマルタイプ(写真左)
杉板をそのまま使用したもの。
■鋸目タイプ(写真上左)
側面板に鋸目を入れたもの。
さらに鋸目タイプには、側面板1枚だけに鋸目を入れた鋸目1面タイプと、側面板2枚に鋸目を入れた鋸目2面タイプの2通りがあります。
■麻タイプ(写真上中央)
側面板・正面板全てに麻布(ジュート)を貼ったもの。
さらに「麻タイプ 強化オプション」も用意しています。
■帆布タイプ(写真上右)
側面板・正面板全てに帆布(はんぷ)を貼ったもの。
■ 登り防止板
三面用各タイプには、猫が登るのを防ぐ登り防止板が標準で付きますが(鋸目2面タイプは除く)、登り防止板の付かない登り可タイプも選べます。
取り付ける壁の厚さにより、S・M・Lのサイズをお選びください。
■壁厚(下図ア)が 70〜109mm →Sサイズ
■ 〃 110〜129mm →Mサイズ
■ 〃 130〜175mm →Lサイズ
※壁の奥行きが、105mm (折り曲げ位置Bの場合は95mm )より狭い場所には設置できませんのでご注意下さい。その場合は、「壁まもる 布プラ板」をご利用下さい。
↓【図1】折り曲げ位置A の場合
↓【図2】折り曲げ位置B の場合
サイズ | 折り曲げ位置 | ア(壁厚) | イ(正面板1枚の幅) | ウ(正面板伸縮幅) | エ(正面外寸計) | 共通部分 |
---|---|---|---|---|---|---|
S | A | 70〜89mm | 49mm | 0〜20mm | 100〜119mm | 板の長さ 70cm 板の厚さ 10mm 側面板の幅 105mm |
B | 90〜109mm | 120〜139mm | ||||
M | A | 110〜129mm | 69mm | 0〜20mm | 140〜159mm | |
B | 130〜149mm | 160〜179m | ||||
L | A | 130〜155mm | 79mm | 0〜25mm | 160〜185mm | |
B | 150〜175mm | 180〜205mm |
※折り曲げ位置 A は【図1】、B は【図2】参照。
※爪研ぎ板のサイズは、製材や乾燥の状況により若干の変動がありますのでご了承下さい。